経営は「実行」 改訂新版: 明日から結果を出すための鉄則

サマリ

  • 実行(Execution)が確実になされるようにエネルギーを注ぐのは経営者の中核となる職務である。その理由について述べられている。
  • 経営者が行うべき実行の具体的な手順が示されている。
  • 誰が読むべきか?
    • 至極当然な内容であり、テクニカルさはない。詳細なものではない。新鮮なインプットを得られる人はほとんどいないと思われる。
    • 経営者または経営スタッフが、スタンスを失いかけているときに心を引き締めるために読むと価値が大きいと感じた。
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粉末洗剤にして大正解~衣類洗剤を液体から粉末に

QOL(生活の質)が改善されたと実感できたことシリーズ。ここ数年で幸せを実感したのは、洗濯洗剤を濃縮液体洗剤から、昔懐かしい合成粉末洗剤に変更したことです。

結論からいうと「アタック」シリーズの濃縮液体洗剤 → 「部屋干しトップ」粉末洗剤に変更したら、とても幸せになったということです。
(銘柄は別のものでも、濃縮液体洗剤を使っている人なら同様の効果が得られると思います。)

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13歳からの世界征服

中田考さんの「13歳からの世界征服」を読みました。少年少女の悩み相談形式コンテンツです。

この本のよいところは、自分が気づいていない「囚われ」を自覚できるところ。ただ生まれ育った環境において得た「常識」「思考様式」に発想が制限されていることがわかります。これらに根拠があるわけでも、合意があるわけでもない。自分が「あたりまえ」と思っている小さな小さな世界。

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ストックトレーダーズ・アルマナック

ストック・トレーダーズ・アルマナック は、米国株に投資する人必携の年鑑。でも アノマリー投資 という本を見れば要点はおさえられる。

私にとっては以下が確認できたことが有意義でした。

  • 強気相場と弱気相場
  • 機関投資家の都合で生まれるサイクル
    • 年間のサイクル
    • 大統領選挙に伴って生まれる4年サイクル
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グロース投資とバリュー投資

バリュー投資

  • ある株がその内在価値より割安に取引されている瞬間をめがけてその株に投資する手法。
    • 内在価値が高い=営業キャッシュフローマージンが高い。
      • 米国上場企業平均=11%
      • 15~35%あれば合格
  • 2要件
    • 1) 営業キャッシュフローを生み出す潜在力が高い会社を選ぶこと
    • 2) その会社の株が、たまたま凄く割安で取引されている場面を狙いすまして買う事
  • 市場に確固たる地位
    • 20年~30年くらいのトラックレコード
    • 卓越した防御力を持った企業
      1. 事業規模が超巨大
      2. 市場占有率が圧倒的である
      3. 構造的競争優位(=つまりロー・コスト)
      4. 太刀打ちできない無形資産(=つまりブランド力)
      5. ネットワーク効果
      6. ユーザーや顧客にとって乗り換えコストが大きすぎる
  • グロース株投資に比べて高難易度。決算のたびに決算書類を隅々まで読み込むことでリスク管理。
  • 割安な理由には、隠された、現在進行中で悪化している事由があるかもしれない。機関投資家は良い決算が出たのを確認した後で、相場が跳ねてしまった後から、ゆっくり買い始める。安値に飛びつかない。

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評価

銘柄をどのように評価すればよいのだろうか。

PER

  • PERを見て割安/割高を判断できない。
  • 個別株のPERが上昇している状況=マルチプル・エクスパンション(Multiple Expansion)。
    • 将来の成長を織り込んでいく過程。新商品の発表など。利益増加が実現されると、PERがガクンと下がる。
  • 個別株のPERが下がっている状況=マルチプル・コントラクション(Multiple Contraction)
    • 投資家が現状好業績の継続性に懐疑的。
  • 収益ボラティリティ
    • 収益が見通しやすい株はPERが高くなりやすい(定番消費財など)。
    • 収益が変動しやすい株はPERが低くなりやすい(自動車など)。
    • マルチプル・エクスパンションが起こっている分野を見つけて投資する姿勢を徹底。

成長率

  • 成長率=一株当たり利益(EPS)の成長率。
    • 1年後の成長率を使うのが普通。
    • 2年後以降は予測が難しい。
  • グロース株の場合は参考程度にPEGレシオを確認。PER/EPS Growth Rate=1.0
    • 1という数字に根拠はないが米国人投資家で気にしている人は多い。
  • 黒字未転換のスタートアップの場合。
    • 売上高成長率を使う。
    • ただし成長とともに売上高成長率は鈍化するもの。その後の評価は困難。

大きな失敗を回避するために

  • 営業キャッシュフローを見る=最もごまかしにくい。
    • その年の純利益の数字よりも必ず大きくなければいけない。
    • 毎年着実に増えている。
    • 営業キャッシュフロー・マージンが15~35%はある。