pexels-photo-1148998.jpeg

13歳からの世界征服

中田考さんの「13歳からの世界征服」を読みました。少年少女の悩み相談形式コンテンツです。

この本のよいところは、自分が気づいていない「囚われ」を自覚できるところ。ただ生まれ育った環境において得た「常識」「思考様式」に発想が制限されていることがわかります。これらに根拠があるわけでも、合意があるわけでもない。自分が「あたりまえ」と思っている小さな小さな世界。

もっとも面白いのは1章だと思います。

Q. なぜ人を殺してはいけないのですか?
A. 人を殺してはいけない理由なんて、どこにもありません。人は人を殺してもいいんです。日本の法律は殺人を禁止していません。(後略)

その理由について、

  • 誰もが目を背けているけれども現実の世界で起こっていること。
  • ロジック

をもとに説明。
といった具合で、青少年の悩みに向き合って相談が進んでいきます。

自分が信じていることは何なのか。それはなぜなのか。
この本は人生のピリ辛スパイスです。