バリュー投資
- ある株がその内在価値より割安に取引されている瞬間をめがけてその株に投資する手法。
- 内在価値が高い=営業キャッシュフローマージンが高い。
- 米国上場企業平均=11%
- 15~35%あれば合格
- 内在価値が高い=営業キャッシュフローマージンが高い。
- 2要件
- 1) 営業キャッシュフローを生み出す潜在力が高い会社を選ぶこと
- 2) その会社の株が、たまたま凄く割安で取引されている場面を狙いすまして買う事
- 市場に確固たる地位
- 20年~30年くらいのトラックレコード
- 卓越した防御力を持った企業
- 事業規模が超巨大
- 市場占有率が圧倒的である
- 構造的競争優位(=つまりロー・コスト)
- 太刀打ちできない無形資産(=つまりブランド力)
- ネットワーク効果
- ユーザーや顧客にとって乗り換えコストが大きすぎる
- グロース株投資に比べて高難易度。決算のたびに決算書類を隅々まで読み込むことでリスク管理。
- 割安な理由には、隠された、現在進行中で悪化している事由があるかもしれない。機関投資家は良い決算が出たのを確認した後で、相場が跳ねてしまった後から、ゆっくり買い始める。安値に飛びつかない。
グロース投資
- グロース株=一株当たり利益(EPS)が市場平均より高い成長率で成長する見込みのある株
購入タイミング
IPO直後
- 株価上昇の大半は、上場して数年以内に発生(ウイリアム・オニール)
- =生き残る企業の株価ライフサイクル。上場後株価が低迷したまま消えていく企業も多くある。
- IPO直後は値動きが荒く、期待通り値がのらないことも。予測を外したときは、さっさと降りる。
- テンバガーを求めるなら、最初の決算の後でもまったく遅くはない。
3回連続「よい決算」を出す銘柄
- 特に、上場間もない若い一度「悪い決算」を出してから巻き返す銘柄
- IPO後初決算で外す銘柄は即売り
新値
- 新値=含み損を抱えた株主がいない=売り手がいない
- 下がってから買うのは間違い。バリュエーション(PERなど)にこだわるのも間違い。
- グロース投資化の世界観=株価が上がるのは買い需要のほうが売り需要より多いから。
- 4~5日経って、再び出来高を伴い株価が急騰する展開=コンファメーション。
- 最初の数日のうちに利が乗りはじめなければ、ポジション処分準備を。損切りは、早いほど良いです。
- 特に大きな出来高を伴い株価が大きく下げたら、いつでも売れるように心の準備を。
- それでも直ぐに株価が持ち直すケースも。その場合は粘り保持。その後も何度か大きな出来高で下げる場合ダウントレンド入り。
上昇トレンド
- 株主は売るのをためらうためさらに上昇。
売却タイミング
- 悪い決算を出したとき
- グロース投資≒モメンタム投資。チャートの上昇トレンドラインが崩れたら即売り。
- もし売りタイミング確信がなければ半分だけ売るのもアリ。
機関投資家の動きに乗る
いずれの投資手法アプローチをとるにせよ、機関投資家が動き出せば、その流れに抗って利益を出すことはできない。したがって個人投資家は機関投資家の動きに「乗る」。
- 機関投資家はまとめて売買しない。何日もかけて、相場に影響を与えにくい手法で取引。
- 個人投資家はボリュームを気にせずにまとめて売買可能。機関投資家が買い終わる前に買い、売り切る前に売り逃げられる。
- 機関投資家は決算を分析し、良い決算なら買いすすめ、悪い決算なら売り払う。裏をかくような売買は原則しない。投資家への説明責任があるため。
- 業績がよい期末には(利益を調整するために)低パフォーマンス銘柄を売却。このとき機関投資家に売られやすいのは、当年IPOで決算実績のない(=リスクが高い)銘柄。または上昇トレンドでない銘柄。
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