3月23日、4回目のHCDワークショップ。
HCDプロセスのなかの「ユーザー評価」を2回にわたって学んでおり、今回はその2回目です(前回:社内でHCDワークショップ3:ユーザー評価)。
7班が、3つの事業部のサービスについて、ユーザビリティテストを実施しました。今回は、その結果を定量評価します。
N/E比とは、正式名称をNEM(Novice Expert ratio Method)といい、N/E法ともいわれます。その名のとおり、「初心者÷熟練者 比を用いてユーザビリティ評価を行う手法」で、とてもシンプルかつ強力。
あるタスクを、初心者と熟練者にやってもらい、各作業ステップにかかった時間の比率を算出します。要するに、「初心者と熟練者との間で、開きの大きい箇所はどこか?」を割り出すというものです。開きが大きいということは、初心者がつまづきやすい場所であり、設計どおりに利用者が利用できていない可能性が高い箇所ということです。そこを集中的に見なおせば、全体のインタラクション品質が大きく向上することがあります。
ひとつのタスクは多くのインタラクションから成り立っていますが、ユーザーテストを行うと(あるいはエキスパートレビューでも)よく「どこもかしこも問題」に見えがちです。 そこで、N/E比をとると、問題の勘所がわかり、効果的に対策をうつことができます。 続きを読む 社内でHCDワークショップ4:N/E比