自分のキャリアを戦略的に(いや、もっと手前で、計画的に)考えてきませんでした。
なぜか?
- 重要性を理解していなかったから。
- ものぐさな性格だから。
- 「尊敬できる仲間と仕事ができればそれでいい」と思ってきたから。
- 遠い未来を考えたところでどうしようもなく、目の前のことに没頭するほうがよいと考えてきたから。
しかしながら、いよいよ行き詰まりです(笑)。
30歳を過ぎ、結婚やら育児やら、予定外の首都圏での生活やら。自分以外の人と共に生きていくことを前提に、未来を創っていかなければなりません。
仕事環境でも、「尊敬できる仲間と仕事を続けられる環境」は約束されているわけではありません。常に流動的で、自分の立場もそうです。責任のある立場(結果を出す立場)の階段を昇っていくのか、去るか。年を追うごとにそれを迫られ続けるのがプロフェッショナルの世界でありましょう。
「やりたいことができれば、それでいいんだ」
それをやるためにも、戦略性は必要です。やりたいことをやるために、どんな自分であらねばならぬのか?やりたいこととは、いつ、どこで、何をやっていることなのか?
別の言い方をすれば、
「自分は、やりたいことを、一緒にやりたい人とやる資格があるのか?」
ということです。
ここしばらく、「自分は(食っていくために)どうしたらいいんだ?」「オレって、何がしたいんだっけ?」などということを、グルグル考えていました。今の仕事に移ってから、まったくといっていいほど、考えてなかったんですよね。それで、自分を見失ってた。
で、思い出したんです。
「やっぱ戦略考えてるときって、楽しかったよなー」
って。
というより、
「考えた戦略で結果出た瞬間」。
世の中、送り手と受け手のメッセージング次第で、まだまだいけると思うんですよね。逆に、メッセージング(コミュニケーションともいう)を最適化する余地が、計り知れないくらい残っているということです。
企業が自分の強みに気づいていなかったり、表現できていなかったり。また、表現してるつもりが、伝わっていなかったり。その最適化ができれば、お客さんがお金を払ってくれるまでの道筋ができるわけです。
そんなカンタンなことではありませんが、難しいことでもありません。
唯一難しいのは、お客様の顔が見えていないビジネスの場合は、とても難しいです。
販売サイトであれば、どのようなエクスペリエンスをデザインするのか。それがお客様には実際にどのように感じられていて、どうすれば伸びるのか?
それは、数値としてはどう表れていて、それに対してとるべきアクションは何か?
横道にそれてしまいましたが、そんなことが自分がずっとやっていけることだと思ったんです。
であるからには、その事業に対して責任ある立場にあるか、あるいは責任者と一緒にすぐ動きと成果を出せる立場=コンサルタント のどちらかだよね、と。
それはどちらでもいいと思っています。よくある、どちらもを行ったりきたりする人生もありだと思います。
ただそれに向けては、自分の研究分野をもち、その中でしっかり結果を出していくこと。これが今、それも早急に必要だと思っています。
今考えていることとしては、HCD、Analyticsをしっかりとプロダクトサイクルに埋め込んで成果を出すということです。それができれば、怖いものは何もないと思っています。自分が大好きな分野こそ、自分が生きるべき道!