レイヤーに分けて物事を捉える。
レイヤーに分けたものを、レイヤーごとに見たり、全レイヤーを俯瞰してみたりして、スコープを変えて捉える。
このようなことが仕事でよく求められます。
「戦略/戦術/戦法」はよく耳にします。
私が関わる、インタラクティブ・プロダクトを作るときには「バリュー/アクティビティ/インタラクション」の3階層。
ほかにも様々な職種・現場でレイヤー分類が活用されています。
レイヤーに分けると便利なのは、「今、どのレイヤーについて議論しているのか」あてはめると理解が助けられます。また「どのレイヤーと不整合を起こしているのか」を捉えることで課題への対処が簡単になることがあります。
レイヤーに分けるだけでは不十分で、自在なスコープがほしいところです。
ズームインして物事を詳しく理解したり、ズームアウトして全体の中のどの位置なのか?整合性は?などと考えたり。
なぜかというと、各レイヤーについて限りなく同時にとらえ、考えることが好ましいからです。
上位レイヤーが理想高く打ち上げられる一方で、下位レイヤーで実行可能性が低いものであれば前進できません。
上位レイヤーが優先とは限らず、どちらへも行ったり来たりしながらよい組み合わせをフィードバックしながら有機的に生み出していきます。
このように、情報を整理する「レイヤー」という棚。その棚の一部を拡大してみたり、全体の関係性を見たりする「スコープ」。
この2つが(一見お堅い響きですが)仕事のクリエイティビティを高めると思います。
私の場合はレイヤーもスコープも一種類しか持っていませんが、より磨きをかけ、さらにほかのレイヤー&スコープも取り揃えていきたいと思っています。
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