メモ:プログラミングの知識の要らないソフトウェアテスト

こしば氏に非エンジニアむけ社内講習会(「プログラミングの知識の要らないソフトウェアテスト会」)をしてもらいました。
要求だの要件だのをつくる立場として必要なテスト知識。

複数方向からヌケモレを無くすのがツボ

複数可視化:遷移図、デシジョンテーブル

複数視点:人数、職種

参考

上流工程で効く,「テストの考え方」:第4回 「状態遷移図」と「状態遷移表」で見えるもの|gihyo.jp

上流工程で効く,「テストの考え方」:第5回 仕様整理に「デシジョンテーブル」を使ってみよう|gihyo.jp

すっきり気持ち良いリリースを目指してまいります。

メモ:ワークショップ後の振返りが必要な理由と対策

理由。ワークショップを終えただけでは、自分の現場に戻ったときにレディな状態ではない(ことが多い)。

学びなおし(=学びほぐし、Unlearned、メタ認知、etc.)が必要。
具体→抽象→具体 を一度ぐるっとまわす。

  1. 「ワークショップで何かを獲得した気がする」
  2. 「何かをしっかりとらえる」
  3. 「使えるように準備する」
  1. 具体(ワークショップでゼリー食った。楽しかった。あーよかった。)
  2. 抽象(それって要するにこういうことだったんだ!自分の言葉でいうと、これだ!)
  3. 具体(自分の仕事でいうとこうすればいいかも。こういう課題に対してこういう意義があるかも。)

振り返りの方法

得たことをアウトプットする。質問する。 例:ワールドカフェ

自分の言葉でアウトプットしてはじめて気づく。
人のアウトプットで気づく。

何に気づく?
→実は理解できていないことに
→実は「ココが重要だ!」ということに
→実は「こんな課題認識だった!」ということに

アクションプランを作成する。

アクションプランを作るには、強制的に具体→抽象→具体をやらなければならなくなる。

振り返りを確実にやるには

ワークショップのプログラムに含める。

メモ:なぜ日本の会社がiphoneを作れなかったのか?という話は頭のいい人がもっともらしいこといってるけど着地しない理由とか

「なぜ日本の会社がiphoneを作れなかったのか?」なんて、やっぱり・・・「愚問じゃないすか?」とか思ってしまいます。

志ある人たちはこんな問いを抱くことなく、眼前のプロトタイプに一刀を刻めばよい。
などと個人的には思いました。 続きを読む メモ:なぜ日本の会社がiphoneを作れなかったのか?という話は頭のいい人がもっともらしいこといってるけど着地しない理由とか

ビジネスモデル・ジェネレーションの【出版記念ワークショップ】【出版記念セミナー】にいってきました


一昨年、購入したこの本ですが、なんの因果か「日本語版が出版されるのでワークショップに行きませんか」というお誘いをいただきました。もちろん、喜び勇んで参加してきました。

参加したのは以下2つのイベントです。

近頃この手の良書がどんどん日本語で読めるようになって有難い限りです(可能であれば、リリースと同時に翻訳予定を知りたいですw)。

日本語版はこちら。

ものすごい勢いでマンガちっくな表紙になってますが、使われ方がビジュアライズされててスマートかなと思ってます。

ワークショップ

2月1日のワークショップは、Tim Clarkさんが講師で行われました。
参加者は数十人。

  1. ビジネスモデル・キャンバスの概要説明
  2. 事例を参加者で考えて、概要を理解する
  3. 自分たちのビジネスを実際にキャンバスに描く

という流れで行われました。


Tim Clark先生。自身起業家であり、教育者。シンプルでわかりやすかったです。 続きを読む ビジネスモデル・ジェネレーションの【出版記念ワークショップ】【出版記念セミナー】にいってきました

定性データなんて使えない?

「定性/定量の使い分けが重要」昨今では「定性データの重要性」などがいわれたりします(たまに「それって定性っていってるけどちょっと違うよね?」と思うときがありますがおいておきます)。

坂田さんによるAgileUX NYC 2012に行ってきたよ記事を読みながら(実に羨ましい)、この「定性」「定量」について思い出しました。

僕はこんな風に思っています。

  • 定量/定性 をケースにより使い分けて活かすという考え方に違和感を覚えます。
  • 定性情報がそのままの形で使えることはほぼないと思っています。

飲みの場でたまに話題にのぼります(堅苦しい飲みですね^ ^;)。一度しらふの状態で自分の認識をまとめたいと思います。

定性情報といいつつ定量

定性調査を行います。そのままでは使えない量の(決してコンパクトではない)ファクトが得られます。プロジェクト推進のためのアウトプットとするときには、なんらかの手法によって「抽象化」さらに「重みづけ」がなされます。このとき、手法は「定性」といわれるものだけれども、アウトプットはファクトベースの「定量データ」として共有されます。もちろん、チャートだったりペルソナだったりもついていて、いかにも右脳的でソフトな表現はありますが、そこにはしっかりとした定量的な裏付けがあります。

定量/定性はあまりにも密接

我々の現場において、情報が「定性である」状態であり続けることはタブーです。様々な定性情報が得られることがあります。そんなときは、ネグレクトしてしまう。または、定量的に検証がなされなければなりません。
すなわち、定性データの加工により定量化できない場合は、それらを「仮説」として「さらに定量調査 or 定量化できるプロセスでさらに調査」、「デプロイしてみて検証」することになります。

「定性」⇔「定量」の行き来はとても頻繁で、短命です。

「定性」の肥大化、または長期化はすなわち「リスク」の極大化になってきますから、もっともコアで最小単位のエッセンスを即座に定量化(検証)していきます。それは日ベースのサイクルでもありますし、数か月かかることもあります。

 

そんなわけで、定性であろうと定量であろうと、アプローチによって使える/使えないがあるのは同じです。単なる「ファクト」や「仮説」でいいんじゃないかなあと思う今日この頃です。
僕はやっぱり、定性データをどれだけ早く定量的に表現できる(検証する、または成果をあげる)かが仕事として大事だと思ってます。

でも。でもですよ、定性調査の手法が大好きです。定量調査に比べてスキルは必要ですが、最終的にプロダクトに価値を生み出すまでのスピードが圧倒的すぎると思います。

久々にデプスやりたくなってきました~。

「一言で表現する」ことについて

仕事場では、「要するに」「一言でいうと」「結論からいうと」のような表現が求められることがあります。日常のコミュニケーションレベルであれば、それは単にスキルの問題です。日々の努力で修正可能です。
問題となるのは、「ビジョン」のようなものを一言で表すときです。これはスキルの問題というより、姿勢の問題であり、「言葉」や「人間」に対する世界観の問題になってきます。 続きを読む 「一言で表現する」ことについて

キャリアについて

自分のキャリアを戦略的に(いや、もっと手前で、計画的に)考えてきませんでした。

なぜか?

  • 重要性を理解していなかったから。
  • ものぐさな性格だから。
  • 「尊敬できる仲間と仕事ができればそれでいい」と思ってきたから。
  • 遠い未来を考えたところでどうしようもなく、目の前のことに没頭するほうがよいと考えてきたから。

しかしながら、いよいよ行き詰まりです(笑)。

30歳を過ぎ、結婚やら育児やら、予定外の首都圏での生活やら。自分以外の人と共に生きていくことを前提に、未来を創っていかなければなりません。

仕事環境でも、「尊敬できる仲間と仕事を続けられる環境」は約束されているわけではありません。常に流動的で、自分の立場もそうです。責任のある立場(結果を出す立場)の階段を昇っていくのか、去るか。年を追うごとにそれを迫られ続けるのがプロフェッショナルの世界でありましょう。

「やりたいことができれば、それでいいんだ」
それをやるためにも、戦略性は必要です。やりたいことをやるために、どんな自分であらねばならぬのか?やりたいこととは、いつ、どこで、何をやっていることなのか?

別の言い方をすれば、
「自分は、やりたいことを、一緒にやりたい人やる資格があるのか?」
ということです。

ここしばらく、「自分は(食っていくために)どうしたらいいんだ?」「オレって、何がしたいんだっけ?」などということを、グルグル考えていました。今の仕事に移ってから、まったくといっていいほど、考えてなかったんですよね。それで、自分を見失ってた。

で、思い出したんです。
「やっぱ戦略考えてるときって、楽しかったよなー」
って。
というより、
「考えた戦略で結果出た瞬間」。

世の中、送り手と受け手のメッセージング次第で、まだまだいけると思うんですよね。逆に、メッセージング(コミュニケーションともいう)を最適化する余地が、計り知れないくらい残っているということです。
企業が自分の強みに気づいていなかったり、表現できていなかったり。また、表現してるつもりが、伝わっていなかったり。その最適化ができれば、お客さんがお金を払ってくれるまでの道筋ができるわけです。

そんなカンタンなことではありませんが、難しいことでもありません。
唯一難しいのは、お客様の顔が見えていないビジネスの場合は、とても難しいです。

販売サイトであれば、どのようなエクスペリエンスをデザインするのか。それがお客様には実際にどのように感じられていて、どうすれば伸びるのか?

それは、数値としてはどう表れていて、それに対してとるべきアクションは何か?

横道にそれてしまいましたが、そんなことが自分がずっとやっていけることだと思ったんです。
であるからには、その事業に対して責任ある立場にあるか、あるいは責任者と一緒にすぐ動きと成果を出せる立場=コンサルタント のどちらかだよね、と。
それはどちらでもいいと思っています。よくある、どちらもを行ったりきたりする人生もありだと思います。

ただそれに向けては、自分の研究分野をもち、その中でしっかり結果を出していくこと。これが今、それも早急に必要だと思っています。
今考えていることとしては、HCD、Analyticsをしっかりとプロダクトサイクルに埋め込んで成果を出すということです。それができれば、怖いものは何もないと思っています。自分が大好きな分野こそ、自分が生きるべき道!