Interaction(IxDA) 12 Redux Tokyo

3月13日(火)、AIIJ主催によるInteraction (IxDA) 12 Redux in Tokyoにいってまいりました。
自分はこの分野の専門ではないので、稚拙さに呆れられちゃうかもしれませんが、とりあえず感じたことをシェアします。

形式としては、今回の参加者である株式会社コンセントEricさんから報告。進行役は同社長谷川さん。

お二人とは10月の別のイベントでお会いして以来。ちなみにあのときはお話してたらふらっとJesse James Garrettがきちゃって自分は心の中で「キャー!JJG!キャー!」とかなって言葉を失ってました。 あーもったいない。若干トラウマ。

Ericさんはシアトル時代、MicrosoftでWindows Phoneの日本語入力のインタラクションデザインをされていたそうです。面白そう!(難易度も高そう!)

こちらがEricさん。変幻自在なヒゲがトレードマーク(?)。

僕はデザイン系の海外カンファレンスにはまだ行ったことがないので肌感はわかりません。今日でた話だと、IA Summitは落ち目な空気、IxDAはグイグイきているとのこと。

今日のお話を聞いて思ったこと。

インタラクション・デザインのイベントが盛り上がってきているのは、テクノロジーの選択肢が広まってきている(=デザイナーの自由度が高まっている)からかなあ。
選択肢が広まった原因としては、 安くてパワフルなデバイスの普及(=スマホ)ということかなあやはり。
(そのへんソーシャルゲームの出だしみたいに「一見価値が見えにくいし着地見えてないけどとにかく伸びてる時期」みたいなのに差し掛かっているのかもしれない)

インタラクションの対象が、HCIだけではなく、切り口がHHIなども含まれてくるし、もはやビッグバン状態なのかなあ。よって、IAとは違い、トピック拡散しっぱなし?

インタラクションというと、構造化シナリオ法でいう、いちばん具体的よりな要素。だから収束しそうに思うけれど、逆にそこってアクティビティをテクノロジーにぶつけるところなので、具体的かつ確固たるフレームワークが確立しにくい?
アクティビティから、設計されたUXを実現すべく制約条件の中からベストなテクノロジーとマリアージュしつつ形を作っていくソムリエというかDJというか。
(音楽の基礎理論はその昔確立されて、「これが曲として破綻しない最低限の条件」みたいなのはある。けれど、DJのプレイ理論は自由度が高すぎて、何がDJとしての成功要因なのかは定義できない。外部要因も大きすぎる。みたいな。)

 

「デザイナーは戦略立案に参加できない」的なトピックは興味ありました。なんか少し話してみたいですね。ここでいう「戦略」というのは「エグゼクティブ側の仕事」みたいなものだったでしょうか。
「デザイナーから見れば、ビジネスが抱える問題を理解できるし、ソリューションもあるけど、共通言語を持たないから話しても聞いてもらえない」とか、例えばそういう話みたいです。

僕が思うに、デザイナーは価値の源泉みたいなところを担っていると思います。ただ、エグゼクティブが行う仕事=リソースプランニングは、数字という言語を発しないといけない。デザイナーがそこまでやるか?というと状況によると思います。なんでもかんでもやる、となると当然、何かを犠牲にしなければならないかと。ですので、「ビジネス」と「デザイン」をつなぐインタプリタがいたほうがよいこともあるのではと思いました(自分がそんな立ち位置なのかも)。

もう少しいうと、戦略に参加するデザイナーというよりは、デザインの本当の起用方法を知っているボード・メンバーがいることのほうが大切だと思うのですが、どうでしょうね?

 

懇親会ではNHN Japanのお二人をはじめ、メディアサービス系企業からきた参加者で長谷川さんを囲んでもっぱらサービスデザイン系のお話をしていました。
瞬間的~長期の利用意欲をバランスさせる設計論についてとか。これはおもしろすぎる。


懇親会の様子。馬場さん顔赤すぎ。

そうそう、そのへんの話をしていて思ったのは、短期的な検証は手法も出揃っていて、コストも低い(僕はここでさえまだまだ・・・汗)、でも長期的な検証は手法として長期観察ぐらいしかなくて、コストかかるし、事業体としては1年以内に組織かわって誰も見なくなったりとかして、PDCAがまわりにくい領域なのかなあ、だからフレームワークができてきにくいのだろうと。

そこで、しっかりした証拠を携えたものではないけれど、擬似フレームワークとして「ゲーミフィケーション(ゲーム化)」というのが、現状であれば短期~長期をバランスさせるのにハンディなアプローチなのだろうなと思いました。

 

余談ですが、長谷川さんはVOYAGE GROUP(当時のアクシブドットコム)と(で?)お仕事をされていた時期があるとか。某女性媒体のターンアラウンドをやるために半年間編集長をしていただいたそうです。その節はお世話になりました(僕は未入社でしたが^ ^;)。

長谷川さんには、来月あたりのイベントにご登壇いただけないかと招請。
また長谷川さんからも、IDEO等が提唱する「イノベーションのためのHCD」 VS. 現在進行形で僕らのような業態(新規事業を立ち上げまくる)からみたHCD について意見をぶつける会(場合によっては「そんなHCDとか使えねーんだよバーロー」的な話)をHCD-Netのサロンで(そんな話HCD-Netでできるのか!?)やるというのはどうか、というご提案もいただきました。これも楽しみです。