メモ:日本銀行券が紙くずになるまでまだ数年の猶予がある説

紙くずは言い過ぎだけど、価値が急激に下がるタイミングは必ずくる。それがいつなのか?はある程度予想しておきたい。と思い、整理してみました。

まとめ

いまの国債発行残高1,000兆円ですでに、実質的に破綻している。でも「金融資産1,400兆円」というソーシャルリアリティが強固なため、国債が1,400兆円にバランスするまでは大丈夫。
ただし、下り坂に入ったときに、「1,400兆円じゃなかったんです。実はこんな状態なんです」という話になると思われる。
タイミングとしては、2016年前後となる見込み。

破綻のシナリオはわからないけれど、いわゆる一気に何か事件が起こることはないと思います。日銀が際限なく国債購入して、インフレしまくる。という、誰かが意思決定するわけではない、もののあはれを重んずる国民性を全面に出した着地になるんじゃないでしょうか。

結果、困窮はするし、誰もが落ち込んだりもするけれど、贅沢を望まなければ質素で幸せな生活は送れると思います。ただ個人的には子育てとかいちばんお金がいる時期なので対策はしておこうと思います。

メモ

政府日銀の状況

日銀が行う長期国債買取について、先月から実質的にタガが外れた形になった(もちろん、建前上は一時的な経済対策)。

日銀が独立性をもって日本円という通貨のクオリティを維持することが不可能になってきた。今後総裁の座にある人は誰もが財政をふっ飛ばすことができるが、誰がババをひくかということ。それがいやなら国債を購入して先延ばしするのが合理的行動。
日銀が陥った国債購入の「あり地獄」、将来大きな禍根-内海元財務官 – ブルームバーグ

結果、政府が好きなだけ札を刷ることができる状態・・・になりつつあるなう?
日銀の長期国債買い入れ拡大が債務問題に重し – ウォール・ストリート・ジャーナル

財政の状況

国が債務を補償する各種債権の残高は1,000兆円を超えた。

それでも破綻しない理由は、日本国民の金融資産が1,400兆円あるからといわれている。だが、実質それよりだいぶ少ない。その1,400兆円は余剰資金でもなんでもなく、必要な資金であったりいとも簡単にシュリンクする可能性がある。
日本の個人金融資産は過大評価、正味金融資産は466兆円 – ロイター
家計金融資産1400兆円の分析 – 国立国会図書館/財政金融課

すでに市中金融機関は国債を買い支える余力がなくなってきており、日銀が買うしかない状況に陥る・・・なわけないか。

「Xデー」はいつか

邦銀の予測は2016年説(単純計算?)。
数年後の国債急落を想定 三菱UFJ銀が危機シナリオ – 朝日新聞
今回はじめて作られたようです。あまり表にでなかったんじゃないですかね。背景として、FSBあるいはその親玉のIMFからの指示があるようです。またその筋のリークという気配なんでしょうか。「この程度の予測は日常的にやってる」と反論する火消し記事も散見されました。

 そんなにヤバいなら、財政破綻の予想がなぜ報道されないか?

過去の世界史で、財政破綻の可能性を国民が事前に認識&準備できるよう、報道された例がないようです。ので、今回も報道されない可能性。

マスコミは読者に報道する義理がない: 野中広務がテレビで暴露してた話。自民党政権は官房機密費を使って四大紙幹部および主要ジャーナリストを接待(メシを食わせたり、女を抱かせたり)してきた。ほんとかな?だとしても、今の政権がそんなマスコミ対策をきっちりやってるように到底見えませんよね。でもメディア企業トップの代替わりには時間がかかるでしょうから、マスコミは依然飼い慣らされた状態だという可能性。

 

以上、今後1~2年のうちに現物資産等に変えておきたいと思いますが、問題はそもそもそんなお金がないことでしょうか。どなたかいただけないでしょうか。