Lean Startupってそんなにすごいの?

来月日本語版が出版されるLean Startupですが、いろいろ話が出ているのでプチ整理。

「すごいの?」と問われれば「別に」と答えるし、
「読むべき?」と聞かれれば「今日中に読み終えるべき」と答えます。

大してすごくない説

  • Lean Startupとして体系付けられる前から、やってる人はやっている。
  • やってこなかった人のマイナスをゼロにするだけ。

すごい説

  • Leanにプロジェクト立ち上げができていない人が大半。だからインパクトがハンパない。
    「こ、これに早く出会っていれば」と膝から崩れ落ちる人続出。
  • スキルや経験に関係なく、誰がやってもプロジェクト成功確率が高まるじゃない?

 

クックパッドは全社員がLean Startupper

「Lean Startup」理論を実践するクックパッド、補完ツールも作成

こういう会社は増えてくるかもしれませんよね。「スタートアップ」にフォーカスがあたりがちですが、「Lean」なビジネス姿勢というところがステキすぎます。「ザ・ゴール」以来、久々のビジネス書ヒットがきたのではないでしょうか。

 

理解しやすいというわけではない

書籍は事例が豊富でドキワクな展開なのですが、それだけに具体的な事例やテクニックはじめ些事に目が行きがち。結果、全体像が残らない人もいると思います。

本国米国でも、(わざと?)誤解して矮小化している記事も見受けられますので、上記の発表の際には思い切りとらえなおしてみたりしました。

魔法の杖ではないので、目的意識をもってLean Startupのエッセンスを自分のものにしていきたいですね。